牡蠣鍋の王道、広島の郷土料理「牡蠣の土手鍋」は、みそ味が美味しい、定番中の定番です。
普通の鍋と違い、「つゆだく」にはしません。
野菜からでた水で、つゆが薄まるのにあわせて、味噌を徐々に溶かしながら食べます。
濃厚な牡蠣と濃厚な味噌の風味をマッチングさせて、楽しむ鍋。
鍋の縁に味噌を塗りつけることから、「牡蠣の土手鍋」という名前になったそう。
みりんの甘さがほんのりして、「さすが!牡蠣の名産地広島の郷土料理!」と大満足の永久保存版レシピです。
冬は牡蠣の旬。
身体が温まる牡蠣鍋を一度は食べたいですね。
材料(2人分)
牡蠣は、加熱用の牡蠣が身も大きく、味も濃厚なのでおすすめ。
生食用の牡蠣は、生で食べても大丈夫なように滅菌洗浄してあるので、どうしても味が薄くなり身も小さめです。生で食べたい時にどうぞ。
牡蠣(加熱用) 200g
豆腐 1丁 (焼き豆腐がおすすめ)
ねぎ 2本
せり or 春菊 1束 (せりが手に入れば是非!) 白菜でもOK
しらたき 1丁 (こんにゃくでもOK)
水 適量 (あれば、だし昆布を水の中に3時間以上浸したもの)
【合わせ味噌材料】
白味噌と赤味噌を混ぜ合わせますが、どちらか一つでも大丈夫です。
〇白味噌 50g
〇赤味噌 50る。g
〇みりん 大2
〇酒 小2
〇すりおろし生姜 小1 (生姜チューブ2cmくらい)
生姜が重要な隠し味になるので、なくてもいいのだけれど、入れた方が絶対にいいです。
作り方
つゆをたっぷり入れる鍋ではないので、小さめの鍋で大丈夫です。
すき焼き鍋や、フライパンなどでもできます。
我が家では、すき焼き鍋でつくっています。
1.牡蠣は、塩水の中で優しく振り洗いし、水ですすいで、ザルにあげる。
2.豆腐は、3cm角に切る。
3.ねぎは、4-5cmの長さに切り、縦半分に切る。
4.春菊は、葉の部分をちぎって茎と分ける。茎は、2-3cmの長さに切る。
せりの場合は、4-5cmの長さに切る。
5.しらたきは、食べやすい大きさに切る。
コンニャクは、一口大にちぎる。
6.ボールに〇の合わせ味噌の材料を全て入れて、混ぜ合わせる。
7.鍋の縁に、6.の合わせ味噌を塗りつけ、中央に水(or 昆布だし汁)をそそぎ火にかける。
8.中央に野菜、味噌の近くに牡蠣を入れて煮る。
9.途中、味噌を溶かしながら食べる。
味噌味が美味しい牡蠣の土手鍋レシピのポイント
普通の鍋と違って、つゆをたっぷり入れる鍋ではありません。
水(昆布だし)を入れすぎると、味噌が薄まってしまうので、入れすぎ厳禁!
味噌は、つゆが薄まるのにあわせて、徐々に溶かしながらいただきます。
みりんの甘みと、隠し味のすりおろし生姜が絶妙です。
味噌味の牡蠣鍋の王道レシピ。
是非一度、お楽しみください。